白斑は後天性の脱色素斑です。斑の形は木の葉状、類円形のものから不規則な地図状を示すものまで様々ですが、境界ははっきりとしています。また、髪の毛のある部分に症状が現れた場合は、その部分の毛が白髪になることが多いです。
伝染することはなく、命にかかわることもありませんが、原因がはっきりと分かっていないため、皮ふ病のなかでも最も治りにくい病気の一つと言われています。
〒158-0094
東京都世田谷区玉川3丁目10-5 第2明友ビル3階
診療時間:
午前10:00~13:30(月・火・水・木・金曜日)
午前 9:30~13:30(土曜日)
午後 15:00~18:00(月・火・水・木・金曜日)
2024年11月21日 木曜日
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白斑は後天性の脱色素斑です。斑の形は木の葉状、類円形のものから不規則な地図状を示すものまで様々ですが、境界ははっきりとしています。また、髪の毛のある部分に症状が現れた場合は、その部分の毛が白髪になることが多いです。
手のひらや足の裏にうみをもった膿疱ができる病気です。治ったりできたりを周期的に繰り返すのが特徴で、出始めにはかゆみを伴うことも多いです。また、約10%の患者さんは関節や骨の炎症を併発し、痛むことがあります。
膿疱は無菌性で、伝染することはありません。
尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)とは、盛り上がった赤い発疹ができ、そこに銀白色の鱗屑(フケのような垢)ができてポロポロとはがれ落ちる病気です。
全身どこにでもできますが、頭皮・膝・肘など、外部からの刺激が強い部分に特に出やすく、約半数の方はかゆみを伴います。
伝染する(うつる)病気ではありません。
本来自分自身を守るべき免疫のバランスが崩れて、自身の皮ふを攻撃してしまうことから発症します。肥満体質の中年以上、肉、飲酒、喫煙を嗜好し、特にストレスが多い方に発症する傾向が強いと考えられています。
円形脱毛症・尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)・白斑(はくはん)に効果があります。
光線療法は、紫外線の免疫抑制作用を利用して過剰反応を起こしてる皮膚症状の沈静化をさせる治療法で、これまでの光線療法よりさらに効果が高いと言われている、短い波長の紫外線を患部に照射する、新しい光線療法です。
痛みはまったくありません。
ほんわかと温かい感じがします。
ただし、当日・翌日は、日焼けが強くなることがあるので、強い日光はさけるようにしましょう。
対象疾患や部位により変動ありますが、エキシマ光線を患部に、15秒~60秒程照射します。その後外用薬を塗布します。
<尋常性乾癬>
週に1~2回の照射で、10回目くらいから効果が出始め、20~30回くらいが目安とされています。
<掌蹠膿疱症>
週に1~2回の照射で、3~10回目から効果が出始め、20回くらいが目安とされています。
<白斑>
週に2回の照射で、10回目から効果が出始め、30~50回くらいが目安とされています。
*あくまで目安であり、肌質や状態、照射頻度などにより変動します。
*外用薬や内服薬との併用の治療となります。
健康保険が3割負担の方の費用は、1回の照射で約1,000円です。
*別途診察料、投薬料などがかかります。
アトピー性皮膚炎は皮膚の外的刺激から防御する能力であるバリア機能の低下と過敏に反応する体質(アレルギー体質)によって生じる、痒みを伴う湿疹が、慢性的に悪化や改善を繰り返す皮膚病です。
遺伝的傾向と、生活環境の因子が複合して生じるのがアトピー性皮膚炎です。
アトピー性皮膚炎の悪化には、アレルギー反応やバリア機能の障害がかかわってきます。
ひとりひとりに個別の悪化要因がありますが、共通の悪化原因として、乾燥、発汗、皮膚の汚れ、ストレスまた、皮膚を掻く行動も大きな悪化要因となります。
室内のほこりや、布団やぬいぐるみのダニが原因の場合があります。また、ペットの毛なども原因になります。
石鹸、ボディーソープ、シャンプー、リンスなども皮膚に刺激になる場合があります。
日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づき、ひとりひとりの症状に合わせた標準治療を行います。
白血球走化作用を持つケモカインの量を図る血液検査であるTARC(Thymus and activation-regulated chmokine)によって、アトピー性皮膚炎の病態を客観的に数値化することができるようになりました。
アトピー性皮膚炎が重症の状態の場合ほど、数値が上昇し、寛解に向かうほど減少します。
TARC検査が生まれたことで、皮膚状態は改善をしてきていても、重症度が高くまだ治療のゴールに達していない場合があることが分かってきました。TARCの数値が正常化する前に治療を中止すると、症状はすぐに悪化してしまいがちです。
月に1回程度の検査を持続することで、薬をやめるタイミングを間違いにくくなります。
抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬など、アレルギー症状やかゆみをおさえる薬を内服することがあります。
症状が悪くないときにも、予防的な意味からも服薬することがあります。
重症化した場合は、免疫抑制の飲み薬を一定期間使うことがあります。強い薬のため、医師の指示のもと、正しく服用する必要があります。
また、早い段階で湿疹を抑えることができるかが、色素沈着を防ぐ重要なカギとなります。
皮膚の乾燥は、皮膚のバリア機能を落とし、症状を悪化させたり治りにくくさせたりします。保湿剤をつかって、十分な保湿を心がけることが大切です。
水分やセラミドを補うもの、油分で皮膚を覆って水分の蒸発を防ぐものなど、いくつかのタイプがあります。剤形にもクリーム、ローション、軟膏などがあり、保湿効果や使用感が異なります。
医師に相談をして、自分の皮膚に合ったものを選びましょう。症状が治まっているときでも、保湿だけは頻回にマメに行うことが大切です。